メルカリがパソコンから出品も購入もできないのは業者対策が狙い?

昨今のフリマアプリブームを牽引するメルカリですが、実はモバイル端末専用でありPC(パソコン)からは出品も購入もすることができません。

一見するとPCからの売上げを逃していてもったいないようにも感じますが、これはあえてそうしていると考えられます。

では、一体どういった理由でモバイル端末専用にしているのでしょうか?



業者を排除し、徹底的にCtoC市場にこだわる

PCから利用できない仕様にしている一番の理由として、業者対策ということが考えられます。

似たようなサービスとして、ヤフオク、モバオク、楽天オークションなどが挙げられますが、それぞれPCでもモバイルでもどちらからでも利用可能となっています。

しかし実際これらのサービスには業者が蔓延っているのが現実です。

業者がソフトを使って大量に取引をしているのが当たり前のようになっています。

これに関しては決して悪いことではないのですが、メルカリはあくまでも一般ユーザー同士の取り引き、つまりCtoCに拘っているのだと思います。

そもそもメルカリはここ数年で一気に急成長した後発組です。

ヤフオクなどの以前から存在する同業他社と同じ路線で戦っても非常に厳しいのが現実です。

その点も踏まえて、あえてモバイルに特化する戦略を取っていると考えられます。

昨今ではPC離れが進み、スマホ1台で何でも済ませられる時代になっていることから、上手く時代の流れにも乗った戦略と言えますね。

 

スパム対策

メルカリは利用登録の際にモバイル端末の個体識別番号を取得するシステムになっているので、1端末1アカウントということになります。

これによって1台のPCで複数のアカウントを取得して大量のスパム行為を働くという、これまで主流だったスパム行為の対策にもなっています。

きっとこれも結果論ではなく、きちんと計算されての戦略だと思います。

実際メルカリは他のネットオークションやフリマサービスと比較しても業者臭が非常に弱く、CtoCの市場がうまく作り上げられていると感じます。

PCからの売上を完全に捨ててでもこの戦略を取ったことは、メルカリの現状を考えると正解だったと言えますよね。

 

まとめ

僕自身、メルカリは出品でも購入でも利用したことがあるのですが、ヤフオクなどとはまた違った感覚で楽しめます。

売られている商品の特徴もちょっと違ったりしますし、値切り交渉が当たり前な文化はネットオークションとは全く別世界だなと感じます。

フリマアプリと謳うだけあって、本当にネット上でフリマをやっているような感覚です。

モバイルに特化しているだけあって操作もシンプルでわかりやすいので、PCが苦手でこういったサービスを敬遠していた人も気軽にチャレンジできると思いますよ。

 

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