在宅ワーカーにとっての強い味方「クラウドソーシング」。
フリーランスとしての働き方が広まってきた最近では、たくさんのサービスが存在しています。
そんな中でも特にオススメのサービスや、必ず押さえておきたい注意点を紹介します。
実は僕もクラウドソーシングには時々お世話になっています。
WordPressでのサイト作成やライティングの仕事を受注したり、逆に記事を書いてもらったりしています。
このブログの記事はすべて自分で書いていますが、他にもいくつか運営しているWebサイトの方では記事作成の外注化にも取り組んでいます。
最初はすべてを自分でやろうとしていたのですが、本業もあるのでとても時間が足りませんでした。
そんなときにこのクラウドソーシングが大活躍してくれるのです!
クラウドソーシングとはなんぞや
そもそもクラウドソーシングを知らないような人はこの記事は読んでいない気もしますが、念の為説明しておきます。
クラウドソーシング(Crowdsourcing)とは、ネットを利用して不特定多数の人材を募集したり、仕事を請け負うサービスのことです。
現在では様々な特徴をもったサービスが多数存在し、フリーランスや在宅ワーカーにとっては非常に働きやすい環境になっています。
企業が本格的に活用していたり、サラリーマンの副業や専業主婦が空き時間に活躍していたりと利用者は様々です。
そんなクラウドソーシングサービスの中でも、次の5つのサービスは特にオススメです!
1.Lancers(ランサーズ)
クラウドソーシング「ランサーズ」
クラウドソーシングという言葉を知らなくても、「ランサーズ」という言葉はなんとなく聞いたことあるって人も多いのではないでしょうか。
それくらい有名なクラウドソーシングサービスです。
日本最大級の規模を誇っていて、ほとんどの在宅ワーク系の仕事はここだけで見つかってしまうでしょう。
「プロジェクト」や「タスク」といった種類の案件タイプに分かれていて、タスクはあらかじめクライアントが設定している条件の仕事内容をランサーがこなして提出するような方式。
プロジェクトはクライアントが依頼している仕事に対して見積もりやプランを提示して案件を落札する方式となります。
タスクの方がサクッとこなせる案件ばかりですが、その分単価は低い傾向にあります。
逆にプロジェクトは高単価な案件も多数ありますが、実績がないとなかなか受注するのが難しいのが現実です。
報酬はLancersがクライアントに代行して支払ってくれるので未払いなどのトラブルは発生しませんが、その分手数料は引かれることになります。
2.CrowdWorks(クラウドワークス)
先ほど紹介したLancersと並ぶ日本最大級のクラウドソーシングサービスです。
規模的にはLancersとほど同じと思ってオッケーです。
こちらも「プロジェクト」と「タスク」という案件タイプがあり、システム的にはすごくよく似ています。
ただ、クラウドワークスにはランサーズにはない「固定報酬制」という案件が存在します。
固定報酬制はまず案件に応募し、クライアントと正式に契約を結んだ後に仕事を開始するというタイプです。
タスクとプロジェクトの中間のような存在で若干わかりにくいですが、使っていくうちに理解できるでしょう。
ランサーズとクラウドワークスは両方利用している人も多く、案件も被っていることが多いです。
しかしそれぞれ独自の案件もあるので、仕事を探す選択肢を増やす意味でも両方登録しておくことをオススメします。
3.@SOHO
こちらはランサーズやクラウドワークスとは少し異なるタイプのクラウドソーシングサービスです。
ちょっと独特というか異色といえるかもしれませんが、個人的にはかなりお気に入りのサービスです。
ランサーズやクラウドワークスはそのサイトを介して交渉をするタイプのサービスですが、@SOHOはもっとオープンなサービスといえます。
「仕事紹介の掲示板サイト」といった感覚でしょうか。
仕事の受発注はサイト内で行われますが、その後のやり取りはクライアントとランサーの直接取引となります。
ややこしい機能などはなく非常にシンプルで、案件数も充実しています。
サイトが仲介しないので手数料が引かれないというのもポイントです。
ただ、その分すべて自己責任でやらなければなりません。
詐欺などに遭わないためにも相手の素行調査は出来る限りやっておくことをおすすめします。
4.シュフティ
シュフティの特徴は何と言っても女性登録者(特に主婦層)が多いことでしょう。
僕は女性(主婦)に記事を書いてもらいたいときにはこちらを積極的に利用しています。
案件登録も容易で、利用するのにややこしくない作りになっていることも女性利用者を多く獲得できている要因だと思います。
規模的にはランサーズやクラウドワークスには劣りますが、女性に仕事を頼みたいときには非常にオススメです!
5.coconala(ココナラ)
ココナラも一風変わったクラウドソーシングサービスといえます。
自分が提供できる知識やスキルに値段を付けて商品のように出品し、それをクライアントが購入するといったスタイルのサービスです。
500円から出品でき、最初は1000円未満の価格でしか出品できませんが、実績を積みココナラに認められれば1000円以上の出品も可能となります。
良い仕事をすれば購入者から100円~の追加報酬をもらえる「おひねり制度」というものがあるので、ランサー側もモチベーションが上がる仕組みになっています。
自分の得意なことがあればジャンルはかなり幅広く出品できるので自由度の高さも特徴です。
マイナスポイントとしては手数料が25~30%と高めに設定してあるところでしょうか。
しかし使ってみるとなかなか楽しめるサービスなので、個人的には意外とオススメだったりします。
利用する際の注意点
在宅ワークの案件を探すのに非常に便利なクラウドソーシングサービスですが、利用するには注意点もあります。
ランサー側とクライアント側の両面からの注意点を確認しましょう。
価格競争になりやすく相場は下がる(ランサー側)
クラウドソーシングが普及したおかげで案件探しは簡単になりましたが、その分ライバルも増えています。
仕事を受注するハードルが下がったことにより、プロじゃなくても仕事を受注できるようになりました。
これはいいことでもあるのですが、仕事が欲しくて価格を下げる人が増えることを意味します。
トップレベルまでの品質を求めていなければ、アマチュアでも安く仕事をしてくれるランサーを優先するクライアントは多く存在します。
そうなるとトップレベルの技術を持つプロでも仕事欲しさに価格をどんどん下げてしまうのです。
これにより高いレベルの技術が格安で提供されるという現象が起こっています。
クライアントとしては嬉しいことですが、ランサーとしてはこれまでの実績などで差別化して価格競争に巻き込まれないようにしないとジリ貧になってしまうので要注意です。
悪質なクライアントに注意(ランサー側)
これはクラウドソーシングに限ったことではありませんが、悪質なクライアントというのはこの業界にも当然存在します。
- 問題のない成果物なのに却下してくる
- 対応が遅い
- 突然連絡が途絶える
- 報酬の未払い
せっかく時間をかけて仕事をしたのに、却下されたり報酬を払ってもらえないというのは死活問題です。
ランサーズやクラウドワークスのようにサイトが仲介してくれるところであれば未払いという問題は避けられるのですが、@SOHOのように個人間取引のときは要注意です。
しっかりと取引前に相手の素行調査をし、打ち合わせも入念にすることで少しでも被害に遭う確率を下げることは徹底しましょう。
突然連絡が途絶えるなんてことは日常茶飯事だったりするので、ある程度の覚悟をしたうえで利用することも必要でしょう。
機密情報漏えいのリスク(クライアント側)
案件によってはクライアント側は機密情報をランサーに開示することもあります。
多くのクラウドソーシングサービスでは利用規約で秘密情報の保持が定められてはいますが、情報漏えいのリスクは常に隣り合わせだと考えた方がいいでしょう。
対策としては、なるべくランサーに開示する情報は必要最低限にし、別途契約書を作成することも有効です。
特に個人間取引の場合はこの契約書の作成はかなり重要な意味を持ってきます。
クラウドワークスには秘密保持契約書の文書発行機能があるので、有効に活用することをおすすめします。
手数料の計算(クライアント側)
取引きを仲介してくれるタイプのサービスではシステム手数料が発生します。
大きな金額の案件の場合、これを軽視していると思わぬ出費となってしまうので注意が必要です。
サービスによって手数料も変わり、取引金額によって変動したりもするのでしっかりリサーチしてから利用するようにしましょう。
今回紹介したサービスの中ではシュフティなんかは比較的良心的な手数料なのでおすすめです。(2016年3月現在)
なんだかんだ便利なクラウドソーシング
注意点を並べて少し脅かしてしまいましたが、注意しながら使えばトラブルに巻き込まれることは少なく、非常に便利なサービスです。
今回紹介したサービスは特におすすめで、僕も普段からよく利用しています。
「在宅ワーク」や「フリーランス」というどちらかといえばランサーサイドのキーワードで注目されることの多いクラウドソーシングですが、僕は最近ではクライアントとして利用することの方が多いです。
個人でいろいろやってると限界がありますし、そもそも自分にはできない事があります。
「記事を書くのは得意でも集客は苦手」
「プログラミングは得意でもデザインは苦手」
「仕事はたくさんあるけど人手が足りない」
こういった人たちは世の中にいっくらでもいます。
そういった人たちをリンクさせるのがクラウドソーシングです。
どちらの立場で利用するにしても、感謝の気持ちをもって利用したいですね。
これからはフリーランスが日本を支える
すでに日本はサラリーマンの終身雇用の時代は終了しています。
企業に雇われる働き方だけではなく、自分の持っている技術や知識を武器にフリーランスとして生きていくスタイルが確立されつつあります。
「サラリーマンが安定していて一番いい」という古い考え方の人がまだまだ多いのも事実ですが、いろんな働き方があっていいはずです。
これからは企業がフリーランスに頼りながら経営していくスタイルが多くなっていくのは確実です。
フリーランスでも生きていけるインフラが整っている現在では、優秀な人ほど独立するのだからそういう流れになるのは当然ですよね。
つまりこれからはフリーランスが縁の下の力持ちとして日本を支える時代になります。
というかもうなりつつあります。
会社員として毎月同じお給料をもらって、与えられた同じような業務をこなし続けることを選ぶのもいいですが、せっかくならもっと自由に自分らしく生きていきたいと僕は思います。
それを実現させる為の一つの手段として、このクラウドソーシングの活用というのは非常に有効な手段だと考えています。
きっと今後も形を変えて進化していくでしょうが、僕はしばらくお世話になり続けることでしょう。
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