自宅のPCで使用しているメールソフトを、外出時にもデータを同じように共有して使いたいと思う人は多いのではないでしょうか？

今回はそんな悩みをThunderbird Portableを使って解決する方法を紹介します。

データを共有することのメリット

例えば自宅のPCと外出時に持ち歩くPCが別の場合でも、メールデータを共有することにより両方のPCで同じようにメール処理を行うことができます。

yahooメールやGmailなどのウェブメールを使えば、クラウド化されているのでそれが実現できます。

しかし使い勝手の面や様々な理由から、メールソフトで共有をしたいという声があるのも事実です。

Thunderbird Portableでメールソフトを共有

ではどうすればそれが可能なのかというと、Thunderbird Portable（ダウンロード）というメールソフトを使うことで簡単に実現可能となります。

Thunderbirdは有名なメールソフトなので、使ったことはなくても聞いたことくらいはあるのではないでしょうか。

「でも、Thunderbird Portableって普通のThunderbirdと何が違うの？」

と疑問に思うかもしれません。

簡単に説明すると、PCのソフトは普通ダウンロードした後インストールしてから使用可能となります。

普通のThunderbirdもその類です。

しかしThunderbird Portableはインストール不要なので、USBメモリーなどの外部機器にソフト本体を保存して持ち歩くことが可能となるのです。

これにより、そのとき使用するPCへThunderbird Portableを保存しているUSBメモリーを接続して使用すれば、どのPCからでも常に自分のメールデータを共有して使用することが可能となります。

クラウド化してしまおう

ここまでの説明でUSBメモリーなどにThunderbird Portableを保存して持ち歩けば、どのPCからでも常に同じ状態で自分のメールデータを扱えることがわかって頂けたと思います。

しかし、今回はあくまでもクラウド化が目的です。

USBに入れて持ち歩けるだけでも非常に便利なのですが、USBを忘れてしまったり失くしてしまうということも考えられます。

更にUSBメモリーだと外部からの衝撃にあまり強くない為、何かのアクシデントでデータが丸ごと消えてしまうというリスクまで考えられます。

それならば、クラウド化してサーバーに保存しておいた方が無難でしょう。

保存する場所は自分でプライベートサーバーを構築出来るならばそれがベストですが、今回はもっと簡単な方法でそれを可能にしてしまいます。

それはDropboxを使う方法です。

Dropboxはご存知だとは思いますが様々な形式のデータをインターネット上に保存しておけるクラウドサービスです。

このDropboxへ、ダウンロードしたThunderbird Portableのデータを丸ごと保存してしまうのです。

たったこれだけで、どのPCからでもDropboxへアクセスすれば自分のメールデータを呼び出すことが可能となるのです。

簡単ですよね？

ネットが繋がっていれば世界中のどこからでも可能です。

サーバーに保存しておけば何かを持ち歩く必要もないですし、yahooメールやGmailのように完全にクラウド化を実現出来ます。

まとめ

Thunderbird Portableを使えばこんなに簡単にメールソフトのクラウド化が可能となります。

非常に便利ですよね。

普通のThunderbirdとThunderbird Portableで機能面の制限など違いはあるのでは？と不安になる方もいるかもしれませんが、特に機能制限なく使えています。

何らかの理由で、メールソフトをウェブメールのようにクラウド化したいとお考えの方は是非試してみてください。