表向きのGoogleページランクが完全に廃止されることが先日発表されました。
”表向き”と言ったのは、Googleがランキングの指標としている内部のページランクがなくなるわけではないからです。
なくなるのはGoogleツールバーに表示されていた表向きのページランクです。
廃止されるのは「TBPR」
Googleツールバーで表示されていたページランクは、「ToolbarPageRank」といってTBPRと略されることもあります。
このページランクは2013年12月の更新を最後に更新はずっと止まっていて意味のない古い情報となっていました。
更新されていないにも関わらず放置状態が長く続いていましたが、この度完全に表示されなくなるようです。
今後は数値が表示されず、「PageRankの情報を利用できません」と表示されるようになります。
ゲージも灰色になるようですね。
今はまだ表示されていたとしても、数週間以内にはこのような状態になります。
「Real PageRank」は今後も重要なランキング指標
表向きではないGoogle内部のページランクのことを「Real PageRank」と呼びます。
このReal PageRankは検索順位を決める際の重要な指標であり、それは今後も変わりません。
つまり裏では今後もページランクは更新され続けるのです。
しかしあくまでもGoogle内部のもので一般には公表されないので、今後は僕たちがページランクを確認する手段はなくなることになります。
TBPR廃止の影響は?
ではTBPRが廃止されることによってどんな影響が出るでしょうか?
サイト運営者にとってページランクとはサイトの強さを表すものとして大きな基準となっており、以前は3~4ヵ月毎に更新されるランクに一喜一憂していました。
自分のSEO対策に対してGoogleから答え合わせの点数を付けてもらえるといった感覚でしょうか。
しかしもう更新もされず表示もされないとなると、これからは余計なことを気にしなくてよくなります。
ユーザー満足度のことよりもページランクの数値を上げることが目的になっているような人もいただけに、廃止されるのは良いことだと思います。
中古ドメインの販売者や購入者はページランクを参考に売買していただけに困ってしまうでしょうが、きっと何かほかの手段で基準を作ってくるのではないでしょうか。
以前は
「ページランク7の中古ドメインを30万で買ったぜ!すげーだろ!」
みたいな会話がありましたが、今後はそれがなくなるでしょう。
これからは表面的な部分に惑わされることなく、本質的なSEO対策をしていくことに注力していきましょう。
コメント
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こんにちは。
ページランクはSEOチェキなどでよく確認していて、
ライバルサイトの調査などに活用していました。
今後は表示されなくなるということですが、
おそらくページランクのリンク効果は残ると思います。
中古ドメイン業者は困るでしょうが…
陽平さん、コメントありがとうございます!
表向きの表示がなくなるだけでページランク自体は存続しているので、リンク効果は残るでしょうね。
ただ、どのサイトがどれくらいのリンクパワーを持っているかの基準がわかりにくくなりますね。