先月、Googleは「ハミングバード」というアルゴリズムのアップデートを発表しました。
これはなんと検索結果の90%に影響を与えるということで、一瞬大きく騒がれましたがその後の影響はあまり聞かれません。
実際どの程度の影響が出ているのでしょうか。
どうも、リゲルです。
今回は先月導入が発表されたハミングバードアップデートについてです。
ウェブ上の90%のページに影響が出ると言われたことで、
大混乱が予想されましたが意外と何もなかったかのような静けさです。
以前のパンダやペンギンのアップデートでは、
一瞬でサイトが圏外に飛ばされた等という話をよく耳にしましたが、
今回はそんな話はほぼ聞きません。
ハミングバードで一体何が変わったというのでしょうか。
ハミングバードアップデートの正体
今回のアップデートはGoogleの検索ロボットの根幹を一新したような感じだと思われます。
Googleの検索ロボットの根幹部分って、
実は10年以上も前のものらしいのです。
それをパンダだのペンギンだのというアップデートで、
新たな情報を肉付けしていって今のシステムがあるのです。
今回のハミングバードは肉付けではなく、
その元となる部分を新しくとっかえたという認識でいいと思います。
これまでの肉付けアップデートじゃ対応できなくなったのか、
何らかの理由で一新せざるを得ない状況になったのかもしれません。
もしくは単純に肉付けアップデートよりも、
元からとっかえた方が話が早いということだったのかもしれませんが、
何にせよ、そういう時期が来たということですね。
これまでとどう変わったのか?
では、根幹を一新したことによってどういう変化が起きたのでしょうか。
今回のアップデートで一番変化したこととして、
「対話型検索への対応」
ということが言われています。
簡単に言うと、より人間に近づいたということです。
そもそも検索とは検索エンジンに質問をすることなので、
ロボットをより人間に近づけることによって、
検索結果の精度が高まることは確実です。
具体的に言うと、
検索されたキーワードと単純に単語が一致しただけの情報を検索結果とするのではなく、
その言葉の内容までも理解して答えを検索結果に表示するようになったということです。
例えば、
「サッカー 次戦」
と検索すると、次のような検索結果になります。
「次戦」というキーワードは含まれていなくても、
次戦の情報がわかる試合日程情報のページが上位表示されています。
タイトルに「サッカー 次戦」というキーワードが入っていたとしても、
「数年前の時点での次戦」のページが出てきても困るわけで、
検索者は「今の時点での次戦」が知りたいのです。
そこら辺の意図まで読み取って、
検索ワードと完全一致ではなくても、
質問の答えとして最適だと判断したページを上位表示させるようになっています。
変化による影響
ではこの変化によってどのような影響が出るのでしょうか。
今の所、これまで上位表示されていたページがいきなり圏外に飛ばされたというケースは少ないようなので、あまり大きな影響は出ていないと思われます。
明らかに内容の薄いページはこれまでのアップデートで飛ばされてきたはずなので、それらをクリアして上位表示されていたページであれば、良質なコンテンツと認識されて基本的には大きな影響はないのでしょう。
対策とまとめ
では今後上位表示させる為にどういったことを意識すればいいのかというと、
結局はコンテンツの質の話になります。
キーワード選定や被リンクがどうとかと言うよりも、
SNSで拡散されるような、人の役に立つコンテンツを作っていくことが大切です。
キーワード選定を必死で頑張っても、
内容が検索者目線でなければ上位表示されないということです。
「自分が検索者だったら何が本当に知りたい事なのか」
このことを意識すれば、強力な被リンクがなくても自然と上位表示されるコンテンツを作ることが出来るようになるでしょう。
これは今回のハミングバードに限らず、普遍的なテーマです。
「良質なコンテンツ」という言葉をよく耳にしますが、
この言葉の本当の意味を理解した人だけが、
今後生き残っていくことができるのでしょう。
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