大人気フリマアプリ”メルカリ”が4月から「らくらくメルカリ便」という新サービスを開始しました。
開始して数か月が経ち利用者の評判が気になる頃ですが、どうやら送料の安さやわかり易さで一定の支持を得ているようです。
では実際どれくらい送料が安いのか、どういったところが便利なのか、らくらくメルカリ便を詳しく調べてみました。
らくらくメルカリ便って何?
メルカリは知ってるけど、らくらくメルカリ便って何?という人は意外と多いと思います。
何を隠そうこの僕自身も、メルカリ便の存在こそ知っていたものの、実際に利用したことがないのでよくわかっていませんでした。
ということで、記事を書くついでに一緒に勉強したいと思います。
らくらくメルカリ便を簡単に説明すると、メルカリとヤマト運輸がタッグを組んで始めたサービスで、配送先の地域に関わらずサイズと重さだけで料金が決まる仕組みの配送サービスです。
地域関係なく一律料金なので、遠方へ送る際には非常にお得感を味わえますね。
一律料金なので購入者の地域に関係なく送料設定が可能になり、この辺のわかり易さが「すごく便利」と評価されているところだと思います。
しかも匿名での発送を試験的に開始するようなので、出品者と購入者がお互いに個人情報を知られずに、最後まで取引きを完了させることが出来るようになる日も近づいてきました。
こういったユーザー視点での「あったらいいな」的なサービスを実現させたのが、らくらくメルカリ便ということですね。
送り方と種類
では実際に出品者としてこのらくらくメルカリ便を使うことになったとしましょう。
まず気になるのがどうやって送るの?という問題。
実は配送には3種類の方法があります。
- ネコポス
- 宅急便コンパクト
- 宅急便
基本的に出品者がヤマト運輸の直営店に持ち込んでの発送となりますが、それぞれに特徴があるので一つずつ見ていきましょう。
1.ネコポス
ネコポスは本来、法人や個人事業主向けのサービスだったのですが、メルカリ便で利用する場合個人でも利用できるようになりました。
2015年3月末で廃止になったクロネコメール便の代替サービスということで、メール便と同じくポスト投函となります。
A4サイズ(31.2cm×22.8cm)以内、厚さ2.5cm以内、重さ1kg以内という条件がありますが、特別な梱包材は必要なく普通の封筒に入れて発送できます。
嫌でも簡易梱包となってしまう配送方法なので、高価なものや壊れ物の発送には向きません。
ちょっとしたものの発送には手軽に利用できて便利ですね。
2.宅急便コンパクト
こちらは次の2種類のサイズの専用BOXを購入しての発送となります。
- 縦24.8cm×横34cmの薄型BOX
- 縦25cm×横20cm×厚さ5cmのBOX
重量の制限がないので、BOXに入ってしまえばOKです!
イメージとしては、日本郵便のレターパックが非常に似ていると思います。
3万円までの補償があるのもポイントですね。
3.宅急便
らくらくメルカリ便では宅急便までもが一律料金で送れます。
北海道や沖縄など遠方に送る際には非常にお得になりますね。
通常の宅急便同様3辺合計の長さと重さでサイズが決まりますが、サイズさえわかってしまえば全国どこでも一律料金で送れてしまうので、衝撃的なサービスと言えるでしょう。
送料はおいくら?
なんだかんだ言って一番気になるのは送料ですよね。
全国一律料金とはいえ、高ければ意味がありません。
調べてみると、それぞれの配送方法によってかなりお得だったり微妙だったりという実態が見えてきました。
1.ネコポス
ネコポスでの発送は全国一律195円となります。
なかなか安いのですが、100g以内の軽いものであれば定形外郵便の140円の方がお得になります。
100gを超えると205円となるのでネコポスの方がお得ですね。
似たようなサービスとしては、他にも日本郵便のクリックポストというものがあります。
単純に料金だけで比較するとクリックポストは全国一律164円なのでネコポスよりも安いのですが、料金の支払い方法などちょっと面倒な部分もあるのでよーく比べてみてください。
2.宅急便コンパクト
先ほど紹介した2種類の専用BOXを購入して発送することになりますが、この専用BOXの値段は2種類とも65円となります。
それプラス、送料が全国一律380円となっています。
つまり、専用BOXと送料で合計445円で全国どこでも送れるということになりますね。
類似サービスのレターパックだと、ライトが360円、プラスが510円なので比較すると非常に微妙なところですね。
レターパックライトで送れるものであればレターパックで送った方が料金は安いですが、宅急便コンパクトの特徴として3万円までの補償があるということがあります。
このことを考慮すると、送るものによっては宅急便コンパクトの方が安心だといえますね。
更にレターパックだと4kg以内のものまでしか送れませんが、宅急便コンパクトは重量制限がありません。
これらをトータルして考えると、宅急便コンパクトはなかなか使える発送方法なのではないでしょうか?
3.宅急便
最後に宅急便。
恐らくこれが一番お得な発送方法でしょう。
次の表がサイズと料金の一覧です。
サイズ(縦、横、高さの合計)、重量 | 送料(全国一律、税込) |
60サイズ(2kgまで) | 600円 |
80サイズ(5kgまで) | 700円 |
100サイズ(10kgまで) | 900円 |
120サイズ(15kgまで) | 1000円 |
140サイズ(20kgまで) | 1200円 |
160サイズ(25kgまで) | 1500円 |
この通り、全国一律でこの値段で送れるので非常にお得だといえます。
宅配便でこれより安く送るれるサービスは、ゆうパックの同一県内の場合のみとなります。
ゆうパックの同一県内への送料は610円ですが、郵便局やコンビニへ持ち込みの場合100円割引になるので510円となるのです。
ただこれ以外の場合だと、らくらくメルカリ便の方がお得に発送できますね。
まとめ
らくらくメルカリ便が安くて便利だと言われていても、今回のように発送方法や送料をじっくり見ていくと必ずしもそうとも言えないということがわかってきましたね。
実際は送るものや地域によっていちいち発送方法を考えるのが面倒くさいと思う人もいるので、全部メルカリ便で送ってしまえ~って人も多いと思います。
その方がシンプルでわかり易いですからね。
ただ、こだわりを持って出品している出品者さんにとっては無視できない話だと思います。
ここまで読んでくださったあなたは、きっとメルカリ出品者かこれから出品したいと考えている人だと思いますので、頭の片隅にでもこの記事のことを入れておくと何かの役に立つかもしれません。
コメント
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ネコポスの厚さは2.5cmではないですかね?
マーマ・ダーダラさん
ご指摘ありがとうございます!
修正しました!
ネコポス税込195円とメルカリは謳ってますが、送料込み販売の場合、送料含む販売手数料10%を取っていますので、実際の送料は約216円と同じだと思います。
またメルカリ便の送料は売上金から天引きされますので、口座振り込み無料になる1万円までの到達が、その分難しくなりますし、その分手元に入る自由に使えるお金が減ることにもなります。
何か配送に問題があった時は、利用者ー事務局ーヤマト運輸と3段階で、利用車はヤマト運輸に直接の問い合わせは出来ない上、事務局の対応は遅いとの話も聞きます。
こういったこともいろいろ考慮されてから、発送手段を決めるといいのかなと思います。