謎にキレるクレーマー客の正体は子供だった件

最近ちょくちょくお邪魔している職場のサロンがあるのですが、先日そこに厄介なクレーマーが来店しました。

その人は常連というほどのお客様ではないのですが、たまに来て暴れて帰るそうなのです。

僕はその人を見るのはその日が初めてだったのですが、その人、ただの子供でしたってお話です。

 

いや、大人なんですよ。見た目は。

だいたい50代くらいのおじさんでほんとにどこにでもいるような人なんです。

最初見たときは本当にこの人が暴れるのか半信半疑でした。

その人のこれまでの行動をその店のスタッフに聞いたところ、

  • 会員情報を登録するために全員に教えてもらっている生年月日をブチギレて教えてくれない
  • 更衣室の中で自分で勝手に何かにぶつかって痛かったのを大声でお店のせいにする
  • 自分で予約の日を間違えたことを断固として認めずお店のせいにする
  • 予約の電話で希望の時間より5分だけ遅い時間しか取れないと電話口でキレる
  • 施術の仕方が自分好みでなかったら大声でキレる
  • お店が新システムを導入したばかりでスタッフが対応に慣れておらず手間取っているときに、機械が悪いのかスタッフが悪いのかしくこく大声で怒鳴ってくる

ザッとこんな感じですが、他にもいろいろあるようです。

とにかくすぐにキレるキレキャラで、他のお客さんがいるのもお構いなしに大声で怒鳴り散らすそうなのです。

リラクゼーションサロンで店内は静かなのでその怒鳴り声は確実に店内にいる全員に聞こえます。

こっちに落ち度がある場合は何言われても仕方ないですが、何も悪くないにも関わらずこんな行動をされるとすごく迷惑です。

 

これ、立派な営業妨害です。

出入り禁止にしてもいいレベルです。

 

こんな人なので、「今日も何かしら文句言って暴れるんだろうな~。嫌だな~。」と思っていたのですが、なんとこの日は終始ご機嫌で暴れることなく帰って行ったのです。

なぜでしょうか。

 

考えられることとしては、

  • スタッフも慣れてきて、極力この人の逆鱗に触れないよう最大限気を使った対応をした
  • 前回の担当を気に入ったみたいで今回は初めてスタッフの指名をして施術を受けた

この2点です。

 

つまりこういうことなんです。

”自分のことをわかってくれている人たちだけと接することで安心感を覚えた”

簡単なことですがこれに尽きると思います。

裏を返せば、

”少しでも自分の思い通りにいかないことがあると自分以外を否定し文句を言う”

ということ。

 

人生は自分の思い通りにいかないことの方が多いですが、みんなそれを我慢したり改善しようとして生きています。

それは子供から大人になる過程ですべてが自分の思い通りにいかないことを学んでいるからできることです。

しかしこの人はきっと何かの理由でそれを学び損ねたのでしょう。

 

精神年齢が子供なのです。

 

そう、完全に子供。

子供がだだこねるのは可愛いもんですが、おっさんがそれをやると誰もがドン引きするのは言うまでもありません。

べつに優等生じゃなくてもいいし、よくないことをきちんと意見できる人は尊敬すらしますが、それとこれとは別物です。

もうこの歳から性格が変わるとは考えにくいですが、

この人には「自分は周りの人間に助けられて生きている」ということにいつか気付く日がくるとうれしいですね。

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