ヤフオクを利用したことがある人ならわかると思うのですが、”即決価格”というシステムがあります。
オークション形式で出品されている場合、競合がいると競り合ってどんどん価格が上がっていくものですが、即決価格が設定されている場合は「この価格で買ってくれるなら競り合わなくてもすぐに売りますよ」ということになるのです。
だいたいこの即決価格は相場よりもやや高めに設定されていることが多いのですが、買い手からすると「オークション終了日まで待てなくて少々高くてもすぐに欲しい!」という場合や「高くてもいいからどうしても欲しい!」という商品の場合に即決価格で落札します。
即決価格が設定されている商品は、
「いつライバルに即決で落札されるかわからない」
という危機感があるので、希少性の高い商品の場合は即決価格で落札されることが多いです。
普通にオークション形式で競り合った方が安く落札できるかもしれませんけど、当事者はそんなこと言ってられないのです。
金さえ出せば確実に落札できる即決価格は、落札者にとっては素敵なシステムだったりします。
では逆に”出品者側から考える即決価格”とはどういった意味を持つのでしょうか?
個人的な取引き経験に加え、ヤフオクストア企業で腐るほどの取引きを経験してきた僕は思うのです。
「即決価格の設定は必要ない!!」
その理由は簡単です。
「損失の可能性の方がデカイから」
オークション形式の場合、思わぬ高値まで競りあがって落札されることがしばしばあります。
なんかヤフオクで欲しい物があってだね。入札した訳よ。で、相手と一対一で白熱して1万を半分超えたところで見事勝利した訳だか、今冷静になってこれ落札したら今月ピンチ!と気付いたけど、値段が高すぎてみんなドン引きして入札しない訳よ。でも!でも!今日高値を更新したから免れた!神はいたね
— ぅいぅい (@tomawxxwflx2f) 2016, 1月 9
最初思わせぶりに見せかけて行けると思わせて(安価スタート)結局最後で冷たくして(高値更新)でも誰にもとられたくないから更に貢ぎ続けるの(競り合いの結果落札)#ヤフオク
— いわも (@iwamo6) 2016, 1月 12
ヤフオクで最初安いな〜って入札して、終了時間間際になるとみんな入札するから高値になって、その中で絶対競り落す!ってなっちゃって結果高値で落札…。しばらくヤフオク禁止にしよかな…
— hanako@双極性障害 (@soukyokuhanako) 2016, 2月 11
逆に即決価格は余程レアなものでない限り相場とかけ離れた価格で設定してもその価格では落札されません。
つまり、希望より多少高く落札されることをたくらんだ結果、もっと大きな利益になる可能性を自ら潰しているのです。
例えば相場が5000円の商品で、オークション形式なら競り合って10000円で落札されていたものが、即決価格を6000円で設定して落札された場合4000円の損失なのです。
1000円に目がくらんで4000円損するなんて、本末転倒です。
「じゃあダメモトで即決価格を10000円にして出品して、それで落札されたらラッキー作戦はどうだ?」
と考える人がいるのですが、これは僕に言わせるとナンセンス以外の何物でもありません。
そんな変なことするのなら即決価格を設定しない方がいいに決まってます。
競り合いの天井なんて読めないわけですから。
読めないのでもちろん逆のパターンもありますよ。
即決だからこそオークション形式よりも高く落札されるパターンです。
確かにそのパターンもありますが、僕が腐るほど見てきたヤフオク取引の経験上、そんな小銭稼ぎよりも思わぬ高値で落札されることを逃す”損失”の方が圧倒的にデカイのです。
そう考えると、出品者的には”即決価格の設定は必要ない”という結論になるのです。
それに、単純に即決価格がない方が楽しいじゃないですか!
どこまで競りあがるのかワクワクして見ていられるのがオークションの醍醐味だと思うんですよね。
夢があります!
ということで、あなたがもしビジネスとしてヤフオクで出品しているのであれば、もう即決価格はやめてしまいましょう。
需要がある商品を出品していれば自然と入札者は多くなるので、セコイこと考えずに出品しまくった方が稼げますよ。
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